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買取できない宝石 ジルコン編
2024年8月16日
買取できない宝石 ジルコン編
当店ゴールドウィンでは、貴金属の買取はもちろん、宝石の買取もどこにも負けません。
大阪の梅田や難波で、宝石の買取と言えばゴールドウィンしかありません。
どんな宝石でも値段をつけることができる宝石なら、超高価買取いたします。
本日はそんな当店でも買取ができない宝石を取り上げて説明します。
ごく稀にお持ち込みがある宝石の、ジルコンです。
ジルコンは宝石としての知名度はあまり高くないが、
非常に高い屈折率と分散性に加えてダイヤモンド光沢があり、強い輝きをもつ宝石です。
これらの性質の他にも比重が高いなどの特徴があり鑑別の際に役立ちます。
ジルコンはジルコニウムのケイ酸塩鉱物ですが、
同じものと誤解されやすい合成宝石に「キュービックジルコニア」があります。
これは酸化ジルコンに他の物質を添加して造られており、別の宝石ですので注意が必要です。
色彩豊かで、金茶色、赤褐色、シナモン、シェリー、緑、黄、赤橙、紫、青などがあり、
宝石としてのカラーバリエーションはかなり豊富です。
「ヒヤシンスジルコン」とよばれるものは、赤茶から赤黄色のものを指し、着色は不純成分に由来します。
純粋なものは無色であり、ダイヤモンドのような光沢と煌めきがあるため、
古くよりダイヤモンドの代用石として用いられてきました。
しかし、耐久性でダイヤモンドに劣るために、
使用頻度と経年によってファセットエッジに摩耗が見られるようになります。
また、比重が高いことや複屈折(二重屈折)があることもダイヤモンドとの相異点です。
さらにその顕著な複屈折によって、バックファセットが二重に見える光学的効果が生み出される宝石でもあります。
ジルコンにはほかにも興味深い幾つもの特質があります。
たとえば、赤や青の石には強い多色性が認められ、放射性元素のウランやトリウムがわずかに含まれており、
これらの元素の発する放射線は長い時間をかけてジルコンの結晶構造を破壊します。
このようなジルコンは「ロータイプ」とよばれ、屈折率や硬度の低下がみられ、
緑色のものが多い傾向にあります。
対して結晶構造に損傷がなく、高い屈折率や硬度を有するものは「ハイタイプ」とよばれます。
一般的なインクルージョンとして、色ムラのあるカラーゾーニング(濃淡の縞模様)のほか、
フラクチャー、液体、ニードル(緑の石に多い)、ヒールドクラックなどがみられます。
未処理のジルコンの中には曇ったり、スモーキーなものもありますが、多くの宝石はクリーンな状態です。
大半はファセットカットにされますが、
針状などの平行に並ぶ細長いインクルーションによってシャットヤンシー効果が現れることもあり、
カボションにされる場合もあります。
ジルコンという宝石は、ブリリアントカットにされることが多いですが、
パビリオンにさらに8つのファセットを加えることで高い分散性をより活かし、
輝きやファイアを生み出す「ジルコンカット」というカットもあります。
天然の青のものは極めて稀ですが、加熱処理することで青色になるものがあり、注意が必要です。
無色と青が最も希少性が高く、赤や緑はコレクター向けとなります。黄や橙のものはあまり人気がありません。
主な産出国はスリランカ、ミャンマー、カンボジア、タイ、ベトナム、
オーストラリア、ブラジル、ナイジェリア、タンザニア、フランスなどで採掘されている宝石です。
ジルコンには、上記のような特徴のある宝石ですが、
一般的な買取業界での買取は不可な宝石として分類されることが多く、
かなり大きなct数があってやっと値段がつく程度の宝石として扱われています。
当店ゴールドウィンでは、どんな宝石でもしっかりと査定し、
ご納得していただくために細かく説明させていただきますので、安心して買取させていただくことが可能です。
ゴールドウィン 梅田店 店長 中村監修 古物許可番号621010160159
この記事の監修者
鑑定士歴20年 中村 達也
ゴールドウィン 梅田店・難波店
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